使い方
- 購入1の価格と購入1の数量に、最初に買ったときの1株(1口)あたりの価格と数量を入力します。
- 買い増しした分を、購入2の価格と購入2の数量(購入3・購入4も同様)に入力します。使わない欄は0のままにします。
- 現在の価格に、今の1株(1口)あたりの価格を入力します。
- 1個あたりの平均単価、取得額の合計、評価損益、損益率を確認します。
平均取得単価とは
同じ銘柄を価格の違う時期に買うと、1株あたりの買値は一本化できません。そこで、支払った金額の合計を、買った数量の合計で割って、平均の買値を求めます。これが平均取得単価です。
平均取得単価 = Σ(価格 × 数量) ÷ Σ数量- 価格 = 1回の購入での1株(1口)あたりの価格
- 数量 = 1回の購入で買った株数・口数
- Σ = すべての購入分の合計
平均取得単価より現在の価格が高ければ評価益、低ければ評価損です。買い増しで単価を下げる「ナンピン」や、定期的に同額を買う積立の効果を、数字で確認できます。
例:価格が下がったところで買い増し
1回目に30,000円で10株、2回目に24,000円で20株を買ったとします。取得額の合計は780,000円、数量は30株で、平均取得単価は26,000円です。
現在の価格が28,000円なら、評価額は840,000円で、評価益は60,000円(7.69%)です。1回目の買値30,000円と比べると含み損ですが、平均では利益になります。
さらに27,000円で10株を買い増すと、平均取得単価は26,250円、取得額は1,050,000円です。評価額は1,120,000円で、評価益は70,000円(6.67%)になります。
結果の見方と使い方
平均取得単価は、損益の分かれ目になる価格です。現在の価格がそれを下回っていれば、売ると損が出ます。売却や買い増しの判断では、価格だけでなく、その銘柄に今も投資する理由があるかを確認してください。
売買の損益を詳しく計算したいときは株式損益計算、投資全体の収益率を見たいときは投資利益率(ROI)計算を使ってください。
買い増しで気をつけたい点
- 値下がりしたからという理由だけで買い増すと、同じ銘柄への集中が進む。
- 平均取得単価が下がっても、価格が回復する保証はない。
- 毎月同額を買う積立なら、価格が安いときに多くの口数を買える。
- 手数料や為替の影響は、別に考えて加える。
計算の前提と限界
この計算は、支払った金額の合計を数量の合計で割る単純な方法です。売却を挟んだ場合の取得単価、手数料、配当や分配金、為替の影響は含まれません。証券会社の取得単価の計算方式(総平均法・移動平均法など)や、税金の計算に使う取得費は、各社の表示や国税庁の案内で確認してください。
よくある質問
平均取得単価の計算方法は?
各回の「価格×数量」を合計した取得額を、買った数量の合計で割ります。例えば780,000円を30株で割ると26,000円です。
買い増しすると平均取得単価はどうなりますか?
現在の平均より安い価格で買えば下がり、高い価格で買えば上がります。数量が多いほど、その回の価格が平均に与える影響が大きくなります。
投資信託の平均取得単価はどう計算しますか?
1万口あたりの基準価額を価格に、口数を数量に入れて計算します。単位をそろえて入力してください。
証券会社の表示と数字が違うのはなぜですか?
手数料の扱いや、売却を挟んだ場合の計算方法が異なるためです。税金の申告には、証券会社の取引報告書の数字を使ってください。