使い方
- 借入額と、契約上の金利(年利)を入力します。
- 返済期間を月数で入力します。5年なら60です。
- 前払いの手数料に、事務手数料、保証料など、借入時に払う費用を入力します。
- 実質年率(APR)、毎月の返済額、借入の総コストを確認します。
実質年率とは
実質年率(APR)は、利息のほかに前払いの手数料などの費用を含めて、1年あたりの借入コストを表した数字です。契約上の金利が同じでも、手数料が高いと実質年率は上がります。金利と手数料のどちらも違うローンを比べるときに役立ちます。
借入額 − 手数料 = Σ(毎月の返済額 ÷ (1 + 月利)^t)、実質年率 = 月利 × 12- 借入額 − 手数料 = 実際に受け取る金額
- 毎月の返済額 = 契約上の金利と借入額から求めた元利均等の返済額
- 月利 = 実質年率を求めるために数値計算で探す月の利率
- t = 返済の回数(1回目から最終回まで)
このツールは、手数料を引いた実際の手取り額(借入額 − 手数料)を借りて、毎月同じ額の返済をすると考え、その返済が釣り合う年率を求めます。
例:300万円を金利4.0%、60か月で借りる
手数料が0円なら、実質年率は金利と同じ4.00%です。毎月の返済額は55,250円、利息の総額は約31万5,000円です。
事務手数料などが10万円かかると、受け取る金額は290万円になります。実質年率は5.39%に上がり、借入の総コストは約41万5,000円です。手数料が30万円なら、実質年率は8.39%まで上がります。同じ金利4%でも、手数料の大きさで実際の負担は倍以上になることがあります。
結果の使い方
ローンを比べるときは、金利ではなく実質年率と総コストを見てください。同じ実質年率なら、期間が短いほど総コストは小さくなります。条件の違う複数のローンは、ローン比較シミュレーションでまとめて比べられます。
返済額から金利を逆算したいときは、金利の計算が使えます。手数料の定額分を気にしない場合は、ローン計算で返済額だけを求められます。
手数料を見落とさないために
- 見積書の「金利」と「手数料」「保証料」「その他の費用」を、必ず分けて確認する。
- 手数料を借入額に含めて借りる場合は、その分にも利息がかかることを加味する。
- 繰上返済や完済のときの手数料も、条件として確認する。
- 広告の金利だけで比べず、同じ条件の見積もりを複数取る。
計算の前提と限界
金利が一定で、毎月同じ額を返済する元利均等返済を前提にしています。手数料は借入時に一度だけ払うものとします。ボーナス払い、変動金利、遅延損害金、保険料の継続的な支払いは含まれません。
法令で定められた実質年率の計算方法や表示は、商品によって異なることがあります。正式な数字は契約書や重要事項説明で確認してください。
よくある質問
実質年率と金利の違いは何ですか?
金利は利息だけを表し、実質年率は前払いの手数料などの費用を含めた年率です。手数料がなければ、両者はほぼ同じです。
実質年率が高いと、何が問題ですか?
同じ金額を借りても、払う総額が増えます。金利が低いローンでも、手数料が高いと実質年率は高くなります。
ローンの比較には、金利と実質年率のどちらを見るべきですか?
実質年率と、総コスト(利息と手数料の合計)を見てください。返済期間が違う場合は、総コストも比べると分かりやすくなります。
手数料は実質年率にどのくらい影響しますか?
借入額に対する手数料の割合が大きく、期間が短いほど、実質年率は大きく上がります。