使い方
- 預金残高に、いま使える現金の合計を入力します。
- 毎月の支出に、人件費、家賃、広告費などの月額の合計を入力します。
- 毎月の売上に、今月の売上を入力し、売上の月間成長率に、毎月の伸び率を入力します。
- 資金が尽きるまでの期間(または損益分岐までの期間)と、毎月の資金の推移を確認します。
ランウェイの考え方
ランウェイは、今のペースで支出が続いたとき、資金が尽きるまでの月数です。毎月の純粋な資金の減り方(バーンレート)は、支出から売上を引いた額で、現金残高をバーンレートで割ると、概算の月数が求まります。
ランウェイ(売上が伸びない場合)= 現金残高 ÷ (毎月の支出 − 毎月の売上)- 現金残高 = 使える現金の合計
- 毎月の支出 = 人件費、家賃、広告費などの月額
- 毎月の売上 = 月ごとの入金される売上
- 成長率がある場合は、売上に毎月(1 + 成長率)をかけて繰り返し計算
売上が毎月伸びる場合は、バーンレートが少しずつ小さくなります。このツールは、売上の伸びを毎月反映して、現金が尽きる月、または売上が支出を上回る月を求めます。
例:現金3,000万円、支出400万円、売上150万円
現金3,000万円、毎月の支出400万円、売上150万円の場合、毎月の資金の減り方は250万円です。売上が伸びなければ、ランウェイは12か月です。
売上が毎月5%伸びるなら、ランウェイは19か月まで延びます。毎月10%伸びる場合は、11か月で売上が支出を上回り、黒字化の時点で13,796,751円の現金が残ります。成長率による差が大きいことが分かります。
結果の見方と決め方
資金調達や次の事業計画には時間がかかるため、ランウェイは、資金が尽きる半年から1年前には、次の手を打てる長さが必要です。売上の成長率を高く見積もりすぎず、成長がない場合の数字も確認してください。
ランウェイを延ばす方法
- 固定費(家賃、外注費、ツール費用など)を見直し、毎月の支出を下げる。
- 売上の入金を早める、または支払いのタイミングを調整する。
- 広告費の効果をROAS計算で確認して、効果の低い支出を止める。
- 金融機関の融資や公的な支援、出資による資金調達を検討する。
- 売上の見通しが外れた場合の、縮小の計画を事前に決めておく。
計算の前提と限界
支出は毎月一定で、売上は毎月同じ率で伸びるという前提です。実際の売上は変動し、支出も人員の増減や季節で変わります。税金の納付、設備の投資、借入の返済、入金の遅れは含まれません。資金計画は、会計の数字と事業の状況をあわせて、専門家にも確認してください。
よくある質問
ランウェイの計算式は?
現金残高を、毎月の純粋な資金の減り方(支出 − 売上)で割ります。現金3,000万円で月250万円の減り方なら、12か月です。
バーンレートとは何ですか?
毎月の資金の減り方のことです。支出から売上を引いた金額で、グロスの支出だけを指す場合もあります。
ランウェイは何か月あれば安全ですか?
決まった基準はありません。資金調達や事業の立て直しに時間がかかるため、12か月から18か月程度を確保したいという考え方があります。
売上の成長率はどう決めればよいですか?
過去数か月の実績から、控えめな値を使います。成長がゼロの場合も計算して、最悪のケースを確認してください。