使い方
- 原価に、1個あたりの仕入れ値や製造原価を入力します。
- 販売価格に、お客様に売る価格を入力します。
- 結果で、利益率、利益、掛け率(原価に対する上乗せ)を確認します。
- 下の表で、目標の利益率ごとに必要な売値を比べられます。
利益率と利幅の違い
利益率は、利益が売値の何%にあたるかを表します。利幅(マークアップ)は、利益が原価の何%にあたるかを表します。同じ商品でも、割る数が違うので、利幅のほうが大きな数字になります。
利益 = 売値 − 原価 利益率 = 利益 ÷ 売値 × 100 利幅 = 利益 ÷ 原価 × 100- 原価 = 仕入れ値または製造原価(1個あたり)
- 売値 = 販売価格(税抜)
- 利益 = 売値から原価を引いた額
- 利益率 = 売値に対する利益の割合
混同すると値付けを誤ります。原価に50%を足して売る場合、利益率は50%ではなく約33%です。利益率50%にしたいなら、原価の2倍で売る必要があります。
計算例:原価2,400円・売値3,980円
原価が2,400円で、3,980円で売る商品を考えます。利益は1,580円、利益率は39.7%、利幅は65.83%です。
利益率50%にするなら、売値は4,800円(原価の2倍)にする必要があります。表では10〜70%の利益率ごとに、必要な売値と利幅を確認できます。
値決めに使うには
目標の利益率が決まっているなら、売値は「原価 ÷ (1 − 利益率)」で求められます。たとえば原価2,400円で利益率40%なら、売値は4,000円です。
売値を決めるときは、原価だけでなく、販売手数料、送料、広告費、人件費などの経費も考えます。固定費を含めて、いくつ売れば黒字になるかは損益分岐点の計算で確認できます。
利益率を改善する方法
売値を上げるか、原価を下げるのが基本です。仕入れ先の見直しや、まとめ買い、梱包や配送の工夫でも原価は下がります。値引きは利益率に大きく響くため、割引計算で値引き後の利益を確認してから決めましょう。
消費税の扱いにも注意が必要です。税込価格をそのまま売値に入れると、利益率は実際より高く見えます。税抜の価格で計算してください。税込と税抜の変換は消費税計算が使えます。
この計算でできないこと
ここでの利益は、売値から原価だけを引いた売上総利益(粗利)です。人件費、家賃、広告費、手数料、税金などの経費は含まれないので、最終的な営業利益や純利益とは異なります。
実際の事業の収支や税金の扱いは、会計の専門家や税理士に確認してください。中小企業向けの情報は[日本政策金融公庫](https://www.jfc.go.jp/)などでも提供されています。
よくある質問
利益率の計算式は何ですか?
(売値 − 原価) ÷ 売値 × 100です。売値を基準にした割合で、粗利率とも呼ばれます。
利益率と利幅(マークアップ)はどう違いますか?
利益率は売値に対する利益の割合、利幅は原価に対する利益の割合です。利幅のほうが常に大きな数字になります。
原価の2倍で売ると利益率はいくつですか?
利益は原価と同じ額になり、利益率は50%、利幅は100%です。
売値は税込と税抜のどちらで入力しますか?
税抜で入力してください。税込にすると消費税分が利益のように見えてしまいます。