使い方
- 現金・預貯金、投資、退職金口座・年金口座、住宅・不動産、車両、その他の資産を、今の時価で入力します。
- 住宅ローン、自動車ローン、奨学金、クレジットカード、その他の借入の残高を入力します。
- 純資産と、資産・負債の合計、負債比率を確認します。
- 数か月から1年ごとに入力し直して、純資産の増え方を記録します。
純資産の考え方
純資産は、持っているものの合計から、返す必要があるお金の合計を引いた数字です。収入が高くても借入が多ければ純資産は小さく、収入が低くても、貯蓄を続けていれば純資産は増えます。
純資産 = 資産の合計 − 負債の合計- 資産 = 預貯金、投資、退職金・年金などの積立、不動産、車などの時価
- 負債 = 住宅ローン、車のローン、奨学金、カードの残高など
- 負債比率 = 負債の合計 ÷ 資産の合計
年に一度計算して比べると、家計の改善が数字で分かります。毎月の収支だけでは見えない、資産形成の進み具合を確認する指標です。
例:住宅ローンがある家庭の純資産
預貯金300万円、投資400万円、退職金・年金などの積立500万円、自宅3,000万円、車100万円を持ち、住宅ローン2,400万円、奨学金200万円、カード残高10万円があるとします。
資産は合計4,300万円、負債は合計2,610万円で、純資産は1,690万円です。負債比率は60.7%、すぐ使える資産(預貯金と投資)は700万円です。
資産が預貯金150万円、投資100万円、積立200万円で、奨学金300万円だけを抱える若い単身者の場合、資産は450万円、負債は300万円で、純資産は150万円です。負債比率は66.67%ですが、収入が増える見込みがあるため、数字だけで悪いとは言えません。
結果の見方と決め方
不動産は、買った値段ではなく、今売ればいくらになるかの価格で入力してください。ローン残高が不動産の価値を超えていると、不動産の分だけ純資産はマイナスになります。
毎月の支出を整理するには家計簿シミュレーション、負債の重さは返済負担率計算で確認できます。負債の返済順は借金返済計画が参考になります。
純資産を増やす方法
- 金利が高い負債(カードのリボ払いなど)から先に返す。
- 毎月の収入から、一定額を先に貯蓄や投資に回す。
- ローンを借り換えて、金利を下げる。
- 使っていない資産を売って、負債の返済や投資に回す。
- 急な出費に備えて、生活費の数か月分の預貯金を持つ。
計算の前提と限界
入力した数字をそのまま合計する計算です。不動産や車の時価は推定が必要で、実際に売れる価格とは異なります。将来の年金の受給権、保険の解約返戻金、税金は含まれません。個人の事情で資産・負債に何を含めるかは異なるため、結果は目安として使ってください。
よくある質問
純資産の計算式は?
資産の合計から負債の合計を引きます。資産は預貯金や不動産など、負債はローンやカードの残高です。
純資産がマイナスだとどうなりますか?
資産より借入が多い状態です。若い世代や、購入直後の住宅ローンでは珍しくありません。収入と返済計画を確認してください。
自宅は資産に入れてよいですか?
時価で入れて構いません。ただし、すぐに現金化しにくい資産なので、すぐ使える資産とは分けて考えます。
どのくらいの頻度で計算するとよいですか?
年に1〜2回が目安です。毎月の変動に一喜一憂せず、長期の増え方を確認します。