使い方
- 開始時の残高(退職金や貯蓄など)を入力します。
- 年間リターン(取り崩し中の運用利回りの想定)を入力します。
- 受取期間(年)を年数で入力します。
- 毎月の受取額、年間の受取額、支払総額、年ごとの残高の推移を確認します。
計算の考え方
このツールは、残高を運用しながら毎月同じ額を受け取り、期間の終わりにちょうどゼロになる受取額を求めます。毎月、残高に利息がつき、そこから受取額を引いて、翌月の残高とします。
毎月の受取額 = B × r ÷ (1 − (1 + r)^(−n))- B = 開始時の残高
- r = 月利(年間リターンを月に換算した率)
- n = 受取回数(受取期間の年数 × 12)
利回りがゼロなら、残高を月数で割った額になります。利回りが高いほど、受け取れる額は増えます。リターンは、実際には年ごとに変動するため、あくまで一定と仮定した目安です。
例:2,000万円を年2%で運用しながら、25年で受け取る
毎月の受取額は84,595円、年間では約101万5,000円です。25年間の受取総額は約2,537万8,000円で、そのうち運用で増えた分は約537万8,000円です。
受取期間を20年に短くすると、毎月の受取額は101,005円に増えます。利回りが0%の場合は、2,000万円を25年で割った66,667円です。運用の利回りが、受け取れる額に与える影響がわかります。
結果の使い方
老後の生活費に対して、この取り崩しの受取額が十分か、年金収入と合わせて確認してください。物価が上がると、同じ金額の価値が下がります。インフレ計算で、将来の価値を確かめてください。
目標の資産額から逆算したい場合は老後資金のシミュレーション、現在価値に直す場合は現在価値の計算を使います。
取り崩しで気をつけること
- 利回りを高く見積もりすぎない。元本が減る年もあることを考える。
- 長生きした場合に、資金が尽きるリスクを考える。
- 物価の上昇で、同じ額の購買力が下がる点を考える。
- 税金や社会保険料の負担を、受取額から差し引いて考える。
- 急な医療費や介護費用に備えて、取り崩さない資金を別に残す。
計算の前提と限界
年間リターンは期間中、一定と仮定します。毎月の受取額は一定で、物価の上昇に合わせた増額はありません。税金、手数料、保険の死亡給付、公的年金は含まれません。
実際の個人年金保険などの商品は、受け取り方や保証の内容が異なります。契約の条件を確認してください。
よくある質問
取り崩しの受取額は、どう決まりますか?
開始時の残高、運用の利回り、受取期間で決まります。利回りが高く、期間が長いほど、毎月の受取額は変わります。
期間を延ばすと、受取額はどうなりますか?
毎月の受取額は減りますが、受取総額は増えることがあります。運用期間が長くなるためです。
利回りがマイナスの年があったら、どうなりますか?
このツールは一定の利回りを仮定しています。実際は年ごとに変わるため、保守的な利回りで試算してください。
退職金は、一時金と年金のどちらで受け取るべきですか?
税金や社会保険料の扱いが異なります。このツールは税金を含まないため、勤務先の案内や専門家に確認してください。